9月14日および15日に第8回関西演芸しゃべくり話芸大賞の予選会を観戦してきましたが,審査結果が出ました.
審査結果の出る賞レースは,自身の評価とどれくらいズレがあるかが分かる良い機会です. 早速見比べてみましょう.
決勝進出
奨励賞
私が観た組は半分ちょっとですが,何とダブルヒガシを除いて全員観ていました! お目当ての芸人さん以外には特に何も考えずに観に行っただけですが,とても運が良かったですね.
さて,自身の評価についてですが,ここでは決勝進出をA,奨励賞をB+相当として判断しましょう.
私自身は評価が1目盛ズレるのはやむを得ないと思っています. 例えばカベポスターの漫才の評価はAにするかB+にするか散々悩んでおり,たまたま外れただけにすぎません. そう考えると,決勝進出は9組中7組,奨励賞は5組中3組当たっており,まぁまぁの評価だと思います.
以下で問題にしたいのは2目盛以上評価がズレた原因についてです.
アンビシャスについては,以前観たネタだったことが響いているのかもしれません. 今後もありそうな評価ミスですので,しっかり改善していきます.
ラフ次元については,タイムアウトに対する評価でしょう. UP TO YOU!だとタイムアウトすればまず1位になれないという感じだったので,同じように評価を下げてしまいました. 決勝進出組ではたくろうもベルが鳴って結構経ってから終えましたし,比較的時間オーバーを大目に見てくれる大会なのでしょう.
丸亀じゃんごについては,バカ丸ライブで観たときにもっとすごいコンビだと思っていました. 今回はなんか軽いネタだったので,辛目の評価になってしまったかもしれません.あとタイムアウトも一因でしょうね. 評価に思い入れは厳禁ということですね…気を付けます.
爛々については,3目盛もズレておりひどすぎる評価でした…反省. 「会場に到着してすぐ観たので頭が切り替わっていなかった」「立ち見で観戦に集中できなかった」「あまり好きなネタでなかった」くらいが原因ですかね. コンディショニングが重要ということですね…評価に限った話ではありませんが.
他に,笑いとは別の次元での選ばれやすさというのもあるのかもしれません. 理論的に説明しにくいのですが,ラフ次元や爛々は初見の私からみてもそういう雰囲気があったと思います. 私自身はできるだけそういうのを排除して評価するようにしていますが,審査員からすればそんな必要はないのでしょう. 芸人にとって重要な能力ですね.
次に,私自身は高評価だったのに落選した組について.
はむまよ(A)については,もちろんひいき目もあったでしょうが,客観的にみてもB+くらいの評価はあったはず. 奨励賞にもならなかったということは,もしかしたら欠席扱いされたことをネタにしたのが(受けてたとはいえ)逆効果だったのかもしれません. これは運営批判ととられてのマイナスという意味ではなく,ネタ以外の事柄にふれること自体がマイナス扱いされる可能性です. 今回では前の漫才とネタかぶりしたことにふれたキャタピラーズ(A),直前に出ていたラングレンの大浜氏にふれたカスタネット(B+)あたりが該当します. これはUP TO YOU!でも思っていたことで,今回でその可能性が高まったと思っています. 特に競争でなければ大いにふれればいいのでしょうが,賞レースでは極力ネタに集中する方がいいのかもしれませんね.
サンパウロ(A)については,たまたま私のツボにはまったのですかね. 3月のUP TO YOU!で観たときも頭抜けていると思ったのに1位じゃなかったので,もしかしたら私自身に特にフィットした芸人なのかもしれません.