今日は色々あってストレッチを8分しかしていません. こういう日には別の記事も書くというのがこのブログの定番です.
というわけで,性自認についてです. 今回は自身についてではなく知識のお話で,こんなことでも役に立つ方がいるかもしれないので書いてみました.
まずは原始的な世界観である性別二元論から始めましょう. この世界観では男性と女性の2つのみで,これらはBinary Gendersと呼ばれます.
世の中のたいていのものは2つに分類できません. 性別もまた同じで,男性と女性を軸として拡張した場合には次の3つが考えられます.
これらの分類が通じるのは,男性と女性が確固たる軸となっていることが前提です. ところが,100%男性とか女性とかいう人はいないわけで,どう考えても違うだろう…と思う人は出てくるわけですね. こういう人たちをCirca-Binaryと言います.
- 男性っぽいけど男性とは思えない:Proxvir
- 女性っぽいけど女性とは思えない:Juxera
- AndrogyneっぽいけどAndrogyneとは思えない:Proxangi
- FemacheっぽいけどFemacheとは思えない:Juproxevira*3
- EpiceneっぽいけどEpiceneとは思えない:Juxtaneu
上記の拡張において,男性および女性を各々ProxvirおよびJuxeraと言い換えても,Circa-Binaryの概念は成立します.
- ProxvirとJuxeraの中間:Proxangi
- ProxvirとJuxeraを併せもつ:Juproxevira
- ProxvirからもJuxeraからも離れている:Juxtaneu
これまでの流れでは,ジェンダーがあることを前提としていました. ところが,世の中には自身のジェンダーがないと思う人がいます. こういう人をAgendarすなわち無性といい,男性・女性と共に軸になり得ます. これによりCirca-Binaryをさらに広げることができます. 以下に挙げたような無性と別のジェンダーとの組み合わせをNixicと言います.
- 無性と男性の組み合わせ:Nixvir
- 無性と女性の組み合わせ:Nixera
- 無性とAndrogyneの組み合わせ:Nixangi
- 無性とFemacheの組み合わせ:Nijuxevira
- 無性とEpiceneの組み合わせ:Epinixene
- 無性とProxvirの組み合わせ:Pronixvir
- 無性とJuxeraの組み合わせ:Nijuxera
無性が出てきたので,Circa-Binaryからは外れますが,日本のXジェンダーで主に分類される「中性」「両性」「無性」「不定性」をすべて挙げてしまいましょう. 不定性は英語で言うとGenderfluxやGenderfluidであり,例えば無性の度合いが変わったりいくつかのジェンダー間を流動したりする人ですね. Circa-Binaryと併せて使えるため,さらにジェンダーの概念が広がります. こんな記事でジェンダーの多様性が少しでも伝わってくれればありがたいですね.