10月22日(火)は今年限りの祝日! ということで,プラス・マイナス高松公演に行ってまいりました. 10月下旬とは思えない暑さの中,高速バスにて一路高松駅に向かいました.
ライブ前にクセサポ(プラス・マイナスファンのこと)の方々と合流して,高松駅周辺にあるうどん屋「めりけんや」にて讃岐うどんを食してきました. お土産売り場を回ってから,ライブ会場のe-とぴあ・かがわ BBスクエアに到着.
私は今回がプラス・マイナス初ライブですが,とあるクセサポの方にチケットを抑えていただきました. 何と整理番号1番!常連の方々を差し置いて,恐れ多いことです. 会場を一緒に訪れた方々と最前列で観ようということになり,ほぼ真ん前の席に座りました. キャパ100人の会場だそうですが,ほぼ満席だったと思います.
前説に構成作家の善積知樹さん(プラス・マイナスの2人と同い年と言ってたかな?)が登場し,定番の客席との掛け声確認. 珍しいのは次のお知らせで,公演の最後に撮影許可タイムがあるので,もしプラス・マイナスの2人が忘れて舞台裏に戻ろうとしたら客席から「写真!」と声をかけてほしいとのことでした.
会場が真っ暗になり,プロジェクターから長い公演名「今の僕らで可能な限りあなたの家の近くに行くツアー」が表示されて,公演スタート.
プラス・マイナスの2人が登場し,岩橋さんが色々しゃべるが,兼光さんは一切しゃべらず. 2人は共に四国出身で,岩橋さんが高知,兼光さんが愛媛だとか. ある程度岩橋さんがしゃべったところで,兼光さんがおもむろにしゃべったと思ったらいきなり漫才の流れになりました. というか,私は終わったところでようやく漫才だったんだと気づいた有様のため,内容は覚えておらずただ面白く笑ってたことだけ覚えていますね.
さて,漫才の幕間ですが,休憩なしで漫才を1時間半続けるといかに体力があってももたないでしょう. かといって,単独ライブだと舞台裏に引っ込んでしまうとダレてしまいます. ではどうするか?一つの答えが次の写真です.
漫才ライブだと舞台の中央にマイクが置かれていますが,両サイドを公開の控室として休憩中も観客に見せるわけです. 写真はライブ終了後の撮影ですが,ライブでの休憩時には主照明を落として小さい照明のみが付けられた状態になります.
ところでクイズですが,これら2枚の写真のうち,兼光さん&岩橋さんが各々どちらの控室を使われたかお分かりでしょうか?
以下,漫才のセトリ前半.
- 外国人とコミュニケーション,特に道を聞かれた時の対応.
- コレクション.特に兼光さんが時計をたくさん保持して気分によって付け替えている話.
- 鳥に関係ないのに関連ワードを入れてくる漫才
そして,トークコーナー. ライブ前にプラス・マイナスの2人に質問したいことを記載用紙で集めて箱に入れ,何枚か引いて答える形式. 一つの質問にこだわると延々と話し続けて止まらないとのでぱっぱと答えていく…とのことでしたが,結構しっかり答えられてたような. 質問はいろいろありましたが,ここでは印象的だった2つの答えを挙げておきましょう.
「好きな食べ物は?」との質問に対して,岩橋さんの答えが「母恵夢」(読み方はポエム). 会場が四国ということで愛媛のお菓子を挙げられたのでしょうが,味といい柔らかさといい絶品など熱く語っておられました. ついでに,私もおススメしておきます.
「どちらがネタを作っているのか?」との質問に対して,岩橋さんの答えが「兼光が骨組み,僕が肉付け」. 兼光さんは「どういうことやねん」と言っておられましたが,私は妙に納得してしまいました. プラス・マイナスはどちらも自律的に動けるタイプでしょうから,2人ともネタにかかわっているのは当然ではありますよね.
あと,質問ではないものの,東京に戻る飛行機に17時半発だそうで,高松をのんびり楽しめないと言ってましたね. 急に仕事(ネタパレと言ってたかな)が入ったとのことで,会場から高松空港まで結構距離があるので,ライブ終了後の物販は大丈夫かな?と思ってしまいました.
以下,漫才のセトリ後半.
- 魚に関係ないのに関連ワードを入れてくる漫才
- プラス・マイナスのテーマソングを作ろう
- お葬式に行ったけれどもマナーをぜんぜん知らなくてえらく怒られた
- 岩橋さんが高校球児とのことで,バッティングフォームなどをやってみせてほしいとのことだが,兼光さんが球場アナウンスなどでひっかきまわす. M-1の敗者復活戦でのネタと言ってたので,知っている方も多いのでは?
すべての漫才が終わってから撮影許可タイム. プラス・マイナスの2人はちゃんと覚えていて,右・左・真ん中と向いて写ってくれましたよ.
公演終了後には物販タイムですが,サイン入りポスターは残り1枚との声があって無事売り切れ. 私の狙いはCDですが,結構な長さの行列で買えるか心配になったものの無事ゲット. サイン入りポストカードと共に,岩橋さんとの2ショット写真も撮ってきました.
最後に,ライブの感想を.
単独ライブは初めて観ましたが,すさまじく面白い! 公演時間があっという間に過ぎてしまいました. お笑いの量という観点からは9月に観てきたしゃべくり話芸の予選が挙げられますが,あちらは200組くらいの芸人が出演する特殊なイベント. 質という観点からは間違いなく本公演がこれまで観た中で一番ですね.
本公演でプラス・マイナスのファン,すなわちクセサポになりました. 岩橋さんはSHOWROOMで配信されていますが,ライブに行ったことで自分的に納得してコメントできるようになりました. もっと言えば,本当の意味でお笑いファンになったと思いますね. 元々UP TO YOU!をとても楽しんで観戦できていますが,あれはお笑いというだけでなく芸人としての生き残りをかけたイベント. 私自身がどう生き残れるかというテーマに興味があるので,純粋なお笑いとはちょっと異なると思っていました. 一方,今回はシンプルにお笑いを楽しめました. 公演前はお笑いライブ観戦のために全国を周る心境にあまりピンとこなかったのですが,今ではその気持ちが分かるようになりました.
あと,私はお笑いをもっと広く知っておかないといけないですね. プラス・マイナスの2人(特に兼光さん)は漫才のあちこちで別のお笑い芸人のモノマネをされていましたが,私が分かるのはオール阪神巨人だけ. 我が家にはテレビがなく,お笑いに興味を持ったきっかけがSHOWROOMで,ライブを観に行くようになったのが今年3月から. 今さらテレビを買っても面倒なので動画配信サービスで観ることになるでしょうが,いい機会なので色々観て楽しもうと思います.
最後の最後に,兼光さんだけでなく,岩橋さんもオール巨人のモノマネができるのですね. YouTubeの「プラス・マイナスのものまねクセ小屋」を観ただけだったので,本公演で初めて知りました.